dTVはNTTドコモが提供する動画配信サービス(VOD)です。
NTTドコモが提供しているので、どうしてもドコモユーザーしか利用できないと思われがちですが、実際はそうではありません。
今回はdTVのサービス内容を徹底的に解説いたします。
dTVには他の動画配信サービスにはない魅力がたくさんあります。
「ドコモユーザーじゃないから・・・」とあきらめる前に、ぜひdTVを知って検討してみましょう。
この記事で分かる事
- dTVの基本情報
- dTVのいいところ
- dTVの残念なところ
- 家族向けVODサービスって何?
- dTVにぴったりな人
動画配信サービス(VOD)って何?という人はこちら
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【初心者必見】VODの種類を完全解説【VOD選びで失敗しないために】
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目次
dTVの料金プラン
dTVは動画定額見放題プラン(SVOD)と作品別の都度課金プラン(PPV)のハイブリッドタイプの動画配信サービスです。
サービス | VODタイプ | 月額料金(税込) | コンテンツ視聴 |
定額見放題 | 定額見放題(SVOD) | 550円 | 全コンテンツ 0円 |
レンタル作品 有料ライブ |
都度課金(PPV) | 0円 | コンテンツ毎に異なる料金 |
定額見放題サービスに加入している場合でも、レンタル作品や有料ライブを視聴するには550円とは別に個別課金が必要になりますが、定額見放題サービスに加入していない人でもdアカウントさえあれば(無料登録可能)、レンタル作品や有料ライブだけを課金視聴する事が可能です。
dTVはここがいい(メリット)
dTVのメリットを具体的に見ていきましょう。
dTVの定額見放題料金は国内最安レベル
上でも見ました通り、定額見放題(SVOD)のサービスは月額550円(税込)です。
Amazon Prime Videoが月額500円(税込)または年額4,900円(税込)ですので、dTVの月額550円が最安値ではありませんが、それでもdTVは十分に安い価格帯の動画配信サービスと言えます。
コスト重視の人や、「動画配信サービスを始めてみたいけど、どのサービスにしよう・・・」とお考えの人にとってはdTVのコストパフォーマンスはとても魅力的ですね。
dTVは幅広いジャンルを扱っている
dTVはアダルト作品を除き、映画、ドラマ、アニメ、ライブ、音楽などなど幅広いジャンルの作品を取り扱っています。
カラオケやミュージックビデオ、ライブ映像を数多く取り扱っていますので、dTVはカラオケ好きの人や音楽通の人にとっても注目の動画配信サービスと言えます。

dTVオリジナル作品&BTS独占作品が凄い!
dTVだけで視聴出来るオリジナル作品も増えてきています。
テレビバラエティ番組のスピンオフやKis-My-Ft2さんのバラエティ番組、豪華キャストによるオリジナルドラマなど、dTVでしか観られない作品も扱っています。
また、BTSさんの19作品(※2022年1月現在)を独占配信していますので、BTSファンの方も一度dTVを覗いてみましょう。
有料ライブのラインナップが凄い!
dTVの定額見放題会員になれば見放題で視聴出来るライブ映像もたくさんありますが、それとは別に有料のライブも充実しています。
今月だけでも、水樹奈々さんやDa-iCEさんといった超人気ライブや宝塚のステージも予定されています。
有料ライブの多くは、見逃し配信を含めて1週間~1ヶ月程度の視聴期間が設けられている事が多いので、dTVをこまめにチェックすることをおすすめします!
これらの有料ライブはdアカウントがあれば、dTV会員でなくても購入して視聴出来ます。
しかし、dTV会員だけの割引サービス(500円~1,000円程度の割引)を実施している有料ライブがほとんどですので、dTV会員になってから有料ライブに申し込んだ方が絶対にお得です。
↓詳しくはこちらから↓
dTVでdポイントを活用できる
dTVの月額料金550円やレンタル作品視聴時などの支払いにdポイントを利用できます。
更にdTVの利用料に応じてdポイントがたまりますので、お得にdTVを利用できます。
ダウンロードによるオフライン視聴が可能
dTVは作品をダウンロードして後からオフライン再生(ダウンロード再生)して視聴する事が可能です。
これにより通信費を抑えて出先などで動画を楽しむことが出来ますので大変便利な機能です。
しかし、いくつか注意する点がありますので、まとめておきます。
認証用にネットワーク環境が必要
dTVではダウンロードした作品をオフライン環境で視聴することが出来ますが、視聴を開始する際にネットワークで認証が必要になる場合があります。
ですので、完全にネットワーク環境がない状況でダウンロードした作品を視聴する事が出来ないケースが多々あります。
認証するためのネットワーク通信はわずかなものですので、視聴時のパケット消費は避けられますが、完全にオフライン環境では視聴できない場合がある点には注意が必要です。
ダウンロード対象外の作品もある
大半の作品はダウンロードする事ができますが、一部の作品はダウンロードに対応していません。
その場合はストリーミング再生で視聴する必要があります。

そういった再生をした場合は、再生時にネットワーク通信をしているかどうかを気にするようにしましょう。
ダウンロード再生対応デバイスに注意
dTVのダウンロード再生に対応しているデバイスは、Androidスマートフォン・タブレット、iPhone・ iPad(iPad miniを含む)のみです。
パソコンには対応していませんので、ノートPCにダウンロードしておいて、出先で視聴するといった使い方は出来ませんので注意が必要です。
ダウンロード再生できる期間に注意
ダウンロードした作品はデバイスから削除するまで基本的に無制限で視聴出来ますが、
- 該当作品の配信が終了した場合
- dTVの見放題契約を解約した場合
はダウンロードしていても視聴できなくなりますので注意しましょう。
なお、レンタル作品も多くはダウンロード再生が可能ですが、レンタル期間中に視聴する必要があります。
ダウンロード数は無制限
動画配信サービスによってはダウンロード作品数に制限があるサービスもありますが、dTVはダウンロード作品数に制限はありません。
無制限でダウンロードできますが、ダウンロードするデバイスの容量の制限は当然ありますので、お使いのデバイスの空き容量に気をつけましょう。
保存先メディア
Android:本体または外部メモリに保存可能
iphone:本体にのみ保存可能
ダウンロードデータの容量
作品時間によって容量は変化しますが、大体以下のデータ量を参考に試算できます。
画質 | 作品時間1時間あたりのデータ容量目安 |
最高画質 | 約1.4~1.5GB |
高画質 | 約900MB |
標準画質 | 約450MB~500MB |
容量節約モード | 約250MB |
※容量はあくまで目安としてお考え下さい

画質を決定づける各項目(ビットレートや解像度等)を視聴デバイスや、場合によってはブラウザによって変えているケースも見受けられます。
デバイスを5台まで登録できる
dTVで視聴するには、視聴するデバイスを登録する必要がありますが、1つのアカウントにつき最大5台までデバイスを登録することが出来ます。
主な対応デバイス
- スマホ
- タブレット
- テレビ
- レコーダー
- パソコン
- Amazon Fire TV
- Google Chromecast
- Apple TV
- Nexus Player 他
※テレビやレコーダーはdTVに対応した機種で動作します
31日間無料体験が利用できる
動画配信サービスの多くがそうである様に、dTVでも初回利用に限り31日間の無料体験が利用できます。
31日間は動画配信サービスの無料体験の中では一番長いサービスのうちの一つと言えるでしょう。
無料体験ではレンタル視聴や有料ライブ配信を除き、dTVの見放題サービスの全てが完全無料で利用できますし、解約もWEBやスマホからすぐに出来ますので、気楽に始めてみてはいかがでしょうか?
dTVをもっとお得に利用
無料期間終了までに解約手続きをしない場合はそのまま有料契約で利用できますが、有料契約は31日単位ではなく月単位となります(1日~31日までのうち1日でも利用したら1ヶ月利用としてカウント)。
31日間の無料体験だけで利用を終了する場合はどのタイミングで無料体験をスタートしても問題ありませんが、そのまま有料契約を継続利用する場合は、なるべく月の最初の方で無料体験をスタートさせた方がお得です。
dTV 31日間無料体験
dTVの残念なところ(デメリット)
dTVはコストパフォーマンスに優れ、トータルバランスのいい動画配信サービスですが、残念な点もいくつかあります。
自分の求めているサービスかどうかをきちんと検討しましょう。
最新の映像・音声フォーマットへの対応がイマイチ
dTVでもHDRや4Kなどに対応していますが、イマーシブサウンドのDolby Atmosを含め、そういった最先端のフォーマットへの対応が加速していません。
もっと作品が増えてくれる事を期待したいですね。
同時視聴が出来ない
先にも触れましたが、dTVでは1つのアカウントで最大5台までデバイスを登録出来ます。
しかし、同時に複数のデバイスで再生する事は出来ません。また、デバイスは5台になってもアカウントの設定は1つですので、年齢制限などの設定も全デバイスで共通なものになってしまいます。
動画配信サービスを家族で利用したいというニーズに対して、dTVはやや不向きなサービスと言えるでしょう。
それでも1アカウント550円ですので、複数のアカウントを取得しても高額ではありませんのでマルチアカウントを検討するのも1つでしょう。
【おまけ】同時視聴が可能な動画配信サービス
家族で利用するなど、1契約で同時視聴を可能にする動画配信サービスをまとめておきます。
※ここでご紹介している情報は2022年1月現在の情報です。仕様等変更になっている場合もあります。
U-NEXT
見放題作品数国内ナンバー1(240,000本!)のU-NEXTでしたら、複数のアカウント利用が可能です。
※本ページの情報は2022年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
同時視聴可能数 | 4 |
同一作品の同時視聴 | DL再生時のみ可 |
ダウンロード再生 | 可 |
アカウント毎の視聴制限 | 〇 |
SVOD月額料金(税込) | 2,189円/1,639円 |
U-NEXTの場合、親アカウント1つと子アカウントを3つ同時に設定し利用できますので、4人が同時に視聴可能となります。
ダウンロードは1アカウントにつき1台までとなっていますので、理論上では8台で同時視聴が可能となります。
同一作品の場合は別アカウントでも同時に視聴する事は出来ませんが、事前にダウンロードしておくことで可能になりますので、その辺りの心配も不要でしょう。
ただし、NHKオンデマンドは一切同時視聴が出来ませんので注意しましょう。
また、U-NEXTはアダルト作品も見放題視聴の対象なのが大きな特徴ですが、アダルト作品は親アカウントのみが視聴出来る=アダルト作品も同時視聴出来ないという点も理解しておきましょう。
U-NEXTは、子アカウント毎にレーティングによる視聴制限やパスワード設定が可能な点も大きな魅力です。子アカウントユーザーがパスワードによる個別管理をする事で、視聴履歴等を他の子アカウントユーザーに見られることもなく利用可能です。そういった点から見ても、家族で利用する場合はU-NEXTが一番便利かもしれません。
※親アカウントは子アカウントの履歴等を覗けます。
U-NEXTについてもっと知りたい人はこちら
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【2021徹底解説】U-NEXTの魅力と加入すべき人【おすすめ】
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Amazon Prime Video
国内大手動画見放題配信サービスのうち最安値でサービスを展開しているAmazon Prime Videoです。
同時視聴可能数 | 3 |
同一作品同時視聴 | 2 |
ダウンロード再生 | 可 |
アカウント(プロフィール)毎の設定 | × |
SVOD月額料金(税込) | 500円(または年額4,900円) |
Amazon Prime Videoでは同時視聴は最大3台まで、同じ作品を同時視聴する場合は2台まで可能となっています。
更に、ダウンロード再生の場合はこれらの台数にカウントされません。1アカウントにつき2台までダウンロード出来ますので、最大で5台で視聴できる事になります。
Amazonでは1アカウントにつき(1契約につき)6つのプロフィールを登録できます。
プロフィール毎にウォッチリストやおすすめを個別に管理できますが、その一方で、それぞれのプロフィール毎に視聴制限(レーティング設定)をする事が出来ません。子供も利用する場合は視聴制限をかければいいのですが、大人が視聴する際にもPINコードで制限解除をする必要がありますので、ちょっとだけ手間になります。
またプロフィール自体をパスワードで管理できませんので、それぞれの視聴履歴も簡単に閲覧できてしまうという点でも家族で利用する際には残念な点と言えますが、Amazon Prime VideoやAmazon Musicなど数多くのサービスを月額たったの408円または500円で利用できるそのコスパが最大の魅力です。
Amazon Prime Videoについてもっと知りたい人はこちら
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それでもAmazon Prime Videoをおすすめする理由
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NETFLIX
オリジナル作品の質が高く、映画館にとって代わる勢いの動画配信サービスです。
同時視聴可能数 | 1~4 |
同一作品同時視聴 | 1~4 |
ダウンロード再生 | 可 |
アカウント(プロフィール)毎の設定 | △ |
SVOD月額料金(税込) | 990円/1,490円/1,980円 |
NETFLIXはプランごとに同時に視聴できる台数も変わります。詳しくは以下の表をご覧ください。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
月額(税込) | 990円 | 1,490円 | 1,980円 |
同時視聴可能台数 | 1台 | 2台 | 4台 |
オフライン再生 | 1台 | 2台 | 4台 |
画質 | SD | HD | UHD/4K |
一番リーズナブルなベーシックプランでもダウンロード再生を利用すれば2台まで同時視聴が可能に、プレミアムプランの場合は最大8台まで可能ですので家族で利用するにも十分ではないでしょうか。
NETFLIXも1アカウント(1契約)につきプロフィールを最大5つまで設定できます。
NETFLIXはプロフィール毎に言語設定や視聴制限、視聴ログやリコメンドなど個別に管理できますので大変便利です。
ただし、Amazon Prime Video同様に、プロフィール毎にパスワード設定が出来ませんので、簡単に別のプロフィールを覗くことが出来てしまいます。
家族で利用する場合、その点を気にされる人も多いと思いますので、ここは残念な点ですね。
Hulu
日本テレビ系の番組やスピンオフ番組だけでなく、国内外のドラマにも強い動画配信サービスがHuluです。
同時視聴可能数 | 1 |
同一作品同時視聴 | 1 |
ダウンロード再生 | 可 |
アカウント(プロフィール)毎の設定 | 〇 |
SVOD月額料金(税込) | 1,026円 |
Huluは1アカウントにつき1台しか視聴出来ませんが、ダウンロード再生は2台まで可能ですので、Huluは実質1アカウントにつき3台で同時視聴が可能となります。
ストリーミング再生が1台ですので、突然同時視聴が必要になった場合などはダウンロードする手間が発生してしまいますが、それでもありがたい機能ですね。
Huluは1アカウント(1契約)につき最大で6つのプロフィールを設定できます。
プロフィール毎に視聴履歴やマイリスト、あるいは字幕と吹替えの標準設定などを変えられますし、各プロフィール毎に暗証番号(パスワード)を設定できますので、別のユーザーから覗かれる心配もありません。
さらに、Huluは友人との共有を認めていますので、友人と割り勘して利用する場合でも(同時視聴時はダウンロードが必要になりますが)個別のアカウント同様に利用する事が出来、大変便利です。
Huluについてもっと知りたい人はこちら
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【2021徹底解説】Hulu完全ガイド【メリット・デメリットもレビュー】
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dTVに加入すべきはあなた!
以上、dTVの特徴やメリット、デメリットを解説してきました。
dTVは取扱いジャンルも多く、価格も非常にリーズナブルですので、幅広い層の人が利用できるサービスと言う印象ですが、特に以下の人にとっては利用価値が高いでしょう。
dTVにぴったりな人はあなた
- 個人利用の人
- 動画配信サービス(VOD)初心者の人
- コスパ重視の人
- ミュージックビデオや音楽ライブが好きな人
- アダルト作品は不要の人
- dポイント利用ユーザー
まだ利用したことのない人は、まずは31日間無料体験からどうぞ。