動画配信サービスは数多くありますが、やはりメジャー作品や有名な作品が多くラインナップされ、ニッチな作品を自宅で楽しむには、まだまだレンタルDVDに頼らなければいけない現状があります。
また、昨今の新型コロナウイルスの影響で、いまだ映画館での公開、上映に踏み切れない作品や、そういった現状で集客できない作品も多く、こういった作品たちを映画館で鑑賞する機会は益々減ってきています。
そういった中、Vimeoによる配信公開作品が増えてきています。今日はVimeoでの映画鑑賞の楽しさを共有いたします。
Vimeoって何?
Vimeoはアメリカ・ニューヨーク初の動画の配信・共有用のプラットフォームです。YouTubeと違い、ゲームのプレイ動画を掲載できなかったり、自身が制作にかかわった動画のアップロードを原則とするなど、クリエイターが勝負する場として利用されています。
また、解像度8K、HDR、ProResコーデックに対応するなど、かなりプロ仕様のクオリティ映像も配信できるのも特徴です。ただし、音声は2chまでにしか対応していませんので、そこは残念です。

Vimeoを視聴するには
無料作品を視聴する
無料の動画を視聴する分には特に会員登録等必要ありません。パソコンでアクセスしたり、スマホやタブレットのアプリを利用する事で視聴できます。
また、Fire TV StickでVimeoのアプリをダウンロードすれば、テレビでVimeoを視聴する事も出来ますので、AmazonプライムビデオやNETFLIXなどと同じような感覚で視聴できるでしょう。同じようにAppleTVやRokuデバイスにも対応している様です。
有料作品を視聴する
有料の作品を視聴するにはVimeoにログインする必要があります。
Vimeoにログインするには、FacebookアカウントまたはGoogleアカウントでログインするか、新たにVimeoアカウントを取得する必要があります(無料)。
Vimeoにログインした上で、視聴用の金額を支払い視聴しますが、料金はクレジットカードまたはPaypalで支払う事が出来ます。
Vimeoで視聴出来る作品
先にも述べました通り、現在Vimeoで公開している映画は急増中です。その全てをここで紹介できませんが、一部をご紹介します。
UPLINK Cloud
渋谷や吉祥寺、京都にあるミニシアターのUPLINKが独自の目線でセレクトした映画を公開しています。
最近社長のパワハラ問題でざわついていますが、映画の目利きには定評があります。
仮設の映画館
新型コロナウイルスで公開、集客できない映画をこちらで公開しています。映画館でも鑑賞出来るほぼ同時期にオンライン上映も出来るのが最近の流行ですね。動画はVimeoで販売・配信され、興行収入を配給会社と劇場と製作者とでシェアするというのも面白い試みです。
ニッチでマニアックな作品がラインナップされており、映画好きの方には面白い”映画館”ではないでしょうか。
リビングルームシアター
こちらも「仮設の映画館」同様、配給会社のリアリーライクフィルムズと劇場とで興行収入をシェアしながら映画を販売するプラットフォームです。販売・配信はVimeoからでVimeoの課金システムを利用しています。
坂本龍一さんや椎名林檎さんも絶賛している中国のビー・ガン監督の作品を取り扱うなど、アート系作品がラインナップされています。

Vimeo まとめ
日本ではまだまだ認知度が低いVimeoですが、映画ファンの注目を浴びています。
Vimeoはクリエイター用の動画配信プラットフォーム
最近ではオンラインシアターとして映画配給用スクリーンとしても活用されている
メジャー作品や一般系作品は大手の動画配信サービスの方が種類も多く安い
アート系作品やニッチな作品はVimeoで楽しむことができる

AmazonプライムビデオやU-NEXTなどの大手動画配信サービスと併用しながら楽しみましょう。